小児矯正は欧米では古くから行われていますが、日本では最近になってやっと小児矯正による早期治療の効果が認められるようになって、保健所や学校の歯科検診においても歯並びの検査が項目に加わりました。

けれどもまだ矯正歯科の専門医の間でも、小児矯正に関して積極的な意見をもっている医師とそうでない医師とが混在していて、その有効性や診断基準のようなものが一般化されていないのが現状です。
けれども歯と歯の間に隙間があるような不正咬合の種類においては永久歯に生え変わった時点で治っていることもありますが、逆に顎の骨が狭くて歯がきちんと入りきらないというような場合などは、永久歯が生えそろうころまで放置しておくことによって治療が難しくなることもあるので、専門医に診ておいてもらったほうが良いでしょう。
骨格的な問題に関してはまだ骨がやわらかくて成長過程にある子供のうちに治療するのが最も簡単で確実だと言われています。
小児矯正は一般に顎の骨のバランスや大きさを整える第一期の"骨格矯正"と、第二期の"歯列矯正"の2つの段階に分けて行われます。
大人になってから骨格の問題を解決しようとすると抜歯しか方法がありませんが、骨の柔らかい小児きであるからこそ骨格を矯正して、永久歯がきちんと並ぶことができる土台をつくることが可能であるとも言えます。
そして時期的には第一期の"骨格矯正"は、3歳から12歳までの間が最も適していますが、この時期にやっておいたほうがよい症状には"上顎前突(:出っ歯)"や"乱ぐい歯(:八重歯)"、"下顎前突(:受け口)"などがあり、上下の顎のバランスを改善するための装置を利用して矯正することが可能です。
また顎が小さくて歯の生えるスペースが不足している場合には、顎を拡大する取り外し式の装置が使われます。
第二期の"歯列矯正"は10歳くらいから行うことができますが、成人してからでも充分間に合います。
上顎は頭蓋骨と接しているために脳が著しく発達する第一次成長期に、下顎は手足の骨と性質が似ているために、手足が伸びて背が急激に高くなる第二次成長期に大きくなりますが、矯正歯科ではこのような骨の自然な発達に合わせて治療を行なうことによって、より確実な効果をあげる工夫もなされています。
矯正歯科・インプラント@探検隊は、歯科矯正について解説しています。
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